「セミオトコ」第5話あらすじ、ネタバレと感想
岩本春(山崎静代)の危機を救ったセミオ(山田涼介)は、初めて自分の命が残りわずかであることに悲しさを感じる。「死ぬのが怖い。由香さんとずっと一緒にいたい」と泣くセミオを、大川由香(木南晴夏)は優しく抱きしめるのだった。
慌てて帰宅した夫のマサ(やついいちろう)は、春の落ち着いた様子に一安心。心配して春の部屋に集まってきていた庄野ねじこ(阿川佐和子)&くぎこ(檀ふみ)姉妹や熊田美奈子(今田美桜)らは、春が赤ん坊を抱いている写真が飾ってあるのを見て、春が抱えていた辛い過去を知る。「春ちゃんから話されるまでは気づいていないフリをしよう」と話し合った住人たちだったが、デリバリーのピザをみんなで食べた後、春とマサは6年前に起きた悲しい出来事について、由香たちに話し始める。
さらに、ねじこ&くぎこ姉妹、そして美奈子までもが今まで誰にも話したことがなかった秘密を告白。セミオが『うつせみ荘』に現れて以来、変わり始めた関係性に、皆どこか心地よさを感じていた。
セミオとの時間もあと3日となった週末、由香は『うつせみ荘』のみんなで何か楽しいことをしたい、と申し出る。美奈子の提案でバーベキューをすることになる中、セミオの体にはある異変が起こり始めていて…?
「セミオトコ」第5話あらすじ、ネタバレと感想
「死ぬのが怖くなっちゃって。離れたくないな。ずっと一緒にいたいな、由香さんと。」
セミオは初めて恋をして、辛くなってきました。残り時間は72時間です。
春さんを救ったことで、セミオはみんなに感謝されました。
「お手柄だ。でもなんでわかったの?」
「仲間が教えてくれたんです。セミの仲間が教えてくれたんです。」
みんながポカーンとなる中、由香が助け舟を出しました。
「虫の知らせってやつですかね。」
「そういえば、お医者さんなの?」
今度は小川さんへとみんなの興味が移ります。
「正確には医者だった。自分でやめたんです。余命が短いから。」
みんなで何か食べようってことになって
「店屋物?出前?」って言っても通じず、「デリバリー」でようやくわかるという・・そんな時代なんですか?おばさんは落ち込んでしまうわ。笑
ピザ頼んだことなくて・・っていう大家さん姉妹に、おかゆさんが「私も・・」って言います。そんな人いるんですねえ~ビックリ!
「なんて素晴らしい仲間なんだ!」セミオは感動します。
ピザを運んでくれた店員さんにも優しいこと言っちゃいます。
「僕たちのために運んでくださったんですね。幸せを運んでくれてありがとう。」
店員さん、感動して「仕事頑張ろう!」って言ってましたね。本当に素直で優しいセミオは、いろんな人を救いますね。
「ちょっと待て。」と言って、華麗な手さばきでセミの絵を描いた小川さん。すごいです!あっさり切られちゃったけど。笑
「おいしい~~~! 幸せ!」
そんな時、春ちゃん夫婦が話し始めました。
「みんな、もうわかってしまっていると思いますが、6年前に子どもをなくしてしまって・・1週間でなくなってしまって。夏っていう名前なんです。」
と夫のまささんが言うと、春ちゃんもこう言いました。
「セミオくんが現れて、あの子がセミオ君になって現れてくれたのかなあとか思っちゃって。思い出して苦しくなっちゃって。」
春を気遣うまささんに「まささん、かっこいい!」って
「なんかいいな、こういうの無理なくて。楽しいから笑って。家でも仕事場でもどこでもそうだったらいいのにね。」
「だから笑いに「お」をつけるんですね。」
というセミオに、おいしいとこ持っていかれたと嘆くまささん。
「すいません。王子なものですから。」と由香が笑いました。
大家さん姉妹もつらい過去を話しました。病弱な弟を置いて旅行に出かけて、帰宅したら亡くなってたという話を。それ以来外に出られなくなったことを。
その話に号泣する美奈子・・意外そうに見るみんな。
「なんでそんな意外そうな顔で見てるの?私もここにいるとほっとする。」
「とんがってるっていうか敵なしみたいに思われてると思うけど、学校のみんな個性的だしとんがってるし、私はどちらかというと地味でついていけてないの。」
と告白しますが・・
「美奈子ちゃんが地味ってどんな世界だ?」
ってみんなが震え上がります。
「私、美奈子ちゃんの服飾ってみてるだけでも力出るよ!」という由香に美奈子は嬉しそうでした。美奈子って本当にかわいいですよね。
「自分の事こんなに話したのは、東京に来て初めてかもしれない。」
みんなの目が小川に向きます。
「何だ何だ、次はお前の番だ‥的な。絶対何も言わない。」
「困ったちゃんみたいな愛するキャラクターにするな。俺を愛するな。」
相変わらずめんくさい人ですが、ちょっとずつ変化してきたかも・・。
「みなさん今日は楽しい夜でしたね。楽しみですね 明日もその次の日も。」
「みんないろんなことがあって、それはいつかパッと羽を広げてはばたくための時間で、その時間が長ければ長いほど、楽しいことがまってるんです。」
セミオ君、いいこと言いますね。みんなの心の中にしっかり刺さりましたよね。
「おかゆさんだって27年もぐってたから、きっと今その分輝いてるんです。とっても素敵です。今のおかゆさん。」
って言われた由香は、最高に幸せですね。
次の日、バーベキューをすることになり、朝からウキウキのみんなでしたが、小川だけは参加しないと言いました。本当は参加したいくせにね。
雨が降っていたのですが、雨が上がると真っ先に飛び出したのは小川さんでした。お部屋には手作りのてるてる坊主が・・本当はいい人なんですよね。とってもおいしそうでした。
それにしても、由香の家族は本当に残念な人たちですね。せっかくクジで大当たりをひいたのに漢字が読めないなんて・・「欧州周遊旅行券」は「ヨーロッパ一周旅行券」ですよ!笑
楽しいバーベキューで、ますます心がひとつになったアパートの住人達。そんな中、セミオが言いました。
「みなさんにお話があります。」
セミオは何を言うのでしょうか?次週が楽しみです。ついに本当のことを言うのかな?でも、みんな信じるでしょうかねえ。セミだなんて。気になります。