「Heaven?ご苦楽レストラン」第7話 あらすじ
「ロワン・ディシー」開店から一年が経ちました。
店は鱸(田口浩正)や小枝(矢柴俊博)といった常連客や新規のお客様で賑わっています。
そんな中、お客様が産気づくというハプニングが発生。仮名子(石原さとみ)の機転でこと無きを得るが、伊賀(福士蒼汰)は、サービスマンの存在意義について悩み始めます。
一方、シェフの小澤(段田安則)は伊賀とは対称的にテンション高め。なぜなら従業員たちが「火曜日の君」と呼ぶ美しすぎる香宮(相武紗季)が来店する火曜日だからです。
仮名子は、特定のお客様だけをえこひいきするのは最高のサービスとは言えないとたしなめますが、聞く耳を持ちません。
ある夜、俳優の湯浅(丸山智己)が来店。山縣(岸部一徳)に不躾な態度を取る湯浅に、常連客・古瀬(加賀まりこ)が物申すのだが、この行動が湯浅を怒らせてしまいます。
しかも、古瀬をかつての大女優と思いこんだ湯浅はカメラマンを呼んでしまいます。
すべてのお客様の笑顔のために。「ロワン・ディシー」従業員たちによる絶対に譲れない戦いが始まります。
お客様を守ることができるのでしょうか?
「Heaven?ご苦楽レストラン」第7話 ネタバレと感想
「楽しい夜をありがとう」って昔の映画のワンシーン・・。
山本舞香だわ!最近人気のフレッシュな人ですよね。チアダンで初めて見て、誰あれ?かわいい~~って思った記憶があります。キリッとしていて顔が小さいですよね。
急に産気づいたお客様に焦るスタッフたち。
「どなたか、お客様の中にお医者様いらっしゃいませんか?」
って聞くオーナーは、いつになく冷静です。
「はい、耳鼻咽喉科ですけど。」
常連のお客様の小枝さまが手を上げてくれました。
「ほら、言ってみるものでしょう?」
得意げなオーナーなのでした。
「改めて思ってしまいました。緊急時には必要ないというか余裕あってこその仕事だと。」
相変わらず、真面目に考えすぎてしまう伊賀君。
「役に立たないことは悪いことじゃない。文化や芸術はそういうものだ。」
シェフはいつもより前向きです。
「だって今夜は、火曜日の君がいらっしゃいますから。」
誰のことかな?噂の火曜日に君、香宮さまの登場です。
相武紗季かわいい~~!
「皆さん、香宮様のファンなので。」
「いつもおしゃれで髪もつやつや。よく食べてよく飲んで、決して残さず。」
上品で優雅で優しい雰囲気の相武紗季・・みんながファンになるのも納得です。
「今夜も癒された。楽しい夜をありがとう。」って投げキッスをする山縣。名作映画の真似だそうです。
「あんな素敵なお客様に毎週会えるだけでも、楽しい仕事だと思わない?」
仕事の意義を考える伊賀に言います。
シェフは新作のアナゴ料理を創っても、なかなかオーナーに認めてもらえません。
「美味しいけど意外性がない。」「美味しいけど初夏らしくないわね。」「美味しいけど、どっちも茶色い。」「美味しいけど、新しさはないわね。」
自信喪失して落ち込んでしまったシェフ・・。
「私なんて、オーナー一人満足させられない役立たずのシェフです。」
「明日は新メニューも賄いもお休みにしませんか。外に食べに行きませんか。」
伊賀の提案で、外に食べに行くことになりました。噴水のある公園です。
そこで出会ったのは、髪を振り乱し汚い格好をした香宮さまでした。伊賀はみんなに気づかれないようにするのですが、やはり気づかれてしまいました。
香宮はどうやら漫画家のようで、編集者のお弁当に文句を言っていました。
「あなた何もわかってないわね。こんなの今食べたら眠くなるでしょ。」
それを聞いたオーナーは、
「あなた、こんなことしたら食べ物の神様に叱られるわよ。」
って自分が食べようとします。ただの食いしん坊?笑
香宮は、ごめんなさいって言って悲しそうに去って行きました。
「もう店には来てもらえないだろうな。」
「お客様に悲しい顔をさせるのは嫌です。」
って落ち込むスタッフたちにオーナーが言います。
「それは火曜日の君だから?お客様を選んで楽しませるのが仕事?たったひとりのためにウジウジするのは変じゃないかしら?プロフェッショナルである私たちがするべきことは何かしら?」
伊賀は答えます。
「すべてのお客様に誠実でありたいです。」
本当に伊賀は真面目で誠実な人ですね。
上品なマダムがひとりで食事を楽しんでいらっしゃると、そこへある俳優が女性連れでやってきて、傍若無人な振る舞いをします。マダムがその人に紙を渡してもらうように言うと、そこにはこう書かれていました。
「澤木監督は勘違いしたガキはお嫌いよ。」
怒る湯浅だったが、古瀬を見てかつての大女優だと思い、カメラマンに電話をかけて呼び出すのです。
「大スクープだよ!すぐに来てくれ!」
カメラマンから古瀬を守るために、スタッフたちはあの手この手を使うのですが、うまくいきません。しかも、そのカメラマンにかつて嫌な思い出があるオーナーは、つい言ってしまいます。
「そこにいる久世光代さんの爪の垢でも煎じて飲みなさい!」
あああ~~ばらしちゃった!誰もが万事休す!と思った中、マダムが立ち上がって言いました。
「撮影現場に連れていってもらえる?私監督の大ファンなの。ファンレター書いてるけどお返事もらえなくて。」
「よく間違えられるの。残念なことにホクロの位置が逆なのよ。」
なんだ~人違いか!カメラマンも俳優もそそくさと帰っていきました。
マダムが帰る時、映画のシーンのようなポーズをとったので、やっぱり本物だったんだ!って気が付くスタッフでした。
やっぱり品格がありましたよね!加賀まりこさん、さすがです。綺麗でした。
みんなが余韻に浸っていると、そこに現れたのは香宮さまでした。
一気に盛り上がるスタッフたち。
「仕事も早く終わったし、本当に幸せ。」
と満面の笑顔です。シェフのアナゴ料理を楽しみにしていると言われ、シェフの顔も緩みっぱなし!オーナーがアナゴ料理にケチをつけたのは、たくさん食べたかったからと言うこともわかり、自信作をお出しできて満足げなシェフでした。
「美味しい~!」
って心からの笑顔で食事を楽しむ香宮様を見て、伊賀は気づきます。
「仕事が終わって開放された時間を楽しんでくださる。」
「他のお客様も、日常戦い抜いて、楽しい夜を過ごすために来てくださる。」
サービスの仕事は、とても良い仕事だということに。
「もう来てくれないかと思ってたよ。」
屈託のない笑顔で川合君が聞いてしまいます。
「昨日とても悲しそうに去っていかれたので。」
と言うと、
「キャラのデザインが浮かばずに悩んでいたんですけど、オーナーさんを見てアイディアが浮かんだんです。」
そう言われたオーナーは得意げです。が、題名を聞くと、え?ってなったのです。
「悪霊の屍狩りよ!」
その漫画はオカルトの怖い漫画で、みんな絶句・・
「あんな可憐な人がこんな漫画を・・」
誰かが言いました。
「オーナーと神谷さんって似てる。」
「作家でおしゃれで、美味しいものが好き。」
「気づきたくなかったな。」
っていうスタッフたちの会話が面白かったですね。
仕事中は髪を振り乱していても、ドレスアップして美味しいものを食べに行く。そして、リフレッシュしてまた仕事を頑張る・・すごくわかります。私もそういうところあるから。
さすがに毎週レストランに行けるほどリッチじゃないので、今は我慢しているけど、環境とお金が許せば、私も毎週行きたい~~って思います。すごく羨ましいです。
次回は、接客業の素晴らしさを知った伊賀君に新たな壁が?楽しみですね。