「リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~」第5話あらすじ
米倉正臣(橋爪功)の同級生・立木義徳(小野寺昭)が自殺したと息子の健(和田正人)から連絡を受け、米倉はショックを受けます。
ホテル経営をしている米倉は、銀行による急な貸しはがしに悩んでいて、相談を受けた米倉は明日会う予定だったのです。
村越誠一(反町隆史)らと立木家を訪れた米倉は、息子から手渡された遺書を村越に見せます。そこには銀行の厳しい条件変更の記録と、息子・健への思いが綴られていました。
自分の保険金でホテルを建て直して欲しいという思いを感じ、米倉と村越は、ホテルの再建案を考えます。
ところが、役員に就く健の伯父・立木繁(寺田農)が意外な案を持ち出し、妨害しようとするのです。
無事にホテルは再建できるのでしょうか。
「リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~」第5話ネタバレと感想
「金返す順番間違っちゃいけないよ。」
と米倉が生前の立木に言ってる言葉が印象的でした。
1、従業員 2、取引先 3、経費、税金、公共料金 4、金融機関
だそうです。銀行への返済は後回しで構わないって。
「この先融資してもらえないんじゃ・・。」
って不安になるので、銀行への返済を先にしてしまうのでしょうね。それによって取引先に払えなくなり、危ないんじゃないかと噂されたり、信用を失ったりする・・悪循環ですね。
「銀行はパートナーだ。困った時こと一緒に知恵を出してもらう相手。」
とは言うものの、なかなかそんな都合よくはいかず、銀行からの厳しい取立てに心身ともに疲弊してしまうことはよくありますね。今回もそうでした。担当者が変わって、今までの対応から一変して厳しくなったことで、追い詰められてしまったのです。
村越たちがホテルの視察をすると、天井や床などのメンテナンスができていないことを感じました。返済に追われ、お客が過ごす部屋にお金をかけられなかったのです。
破産か再建か迷う村越たち。あとは、息子の決意にかかっていました。
村越はメインバンクに出向き、こう言います。
「毎月の利息を上げる。毎月の返済額を増額する。保険を解約して返済にまわせと言う。息子を連帯保証人に追加しろと言う。」
「死刑宣告も同じだ。自殺に追い込んだのはあなた方です。何故わかろうとしないのか。メインバンクの突然の豹変がいかに苦しいものか。」
村越は本当に苦しそうな悔しそうな顔でした。熱い人ですね。
「命より大切なものなどないはずです。」
本当にその通りだと思いました。せっかく米倉に相談していたんだから、会って話を聞いてもらうまで早まったことをしなければよかったのに・・・。そんなことも考えられないぐらい疲れちゃっていたのでしょうね。悲しいです。
「お父さんの保険金でホテルを再建できる見込みがある。」
と言うと、再建しいようと前向きになった息子でした。
父の弟なのに、嫌なことばかり言ってくる叔父は困った親戚ですね。
「ここを更地にしてマンションにしたいというデベロッパーがいる。破産して不動産を大手に高値で売却した方が確実だ。」
なんて・・せっかく息子が頑張ろうとしているのに、甥っこがかわいくないのでしょうか。兄の残したホテルを助けたいと思うのが普通なのに・・ひどいです。
「親父にできなかったことがお前にできるのか。」
などと健を追い詰めます。悩む健・・頑張って!って心の中でつぶやく私でした。
「自殺は家族や親しいものの心を殺す。しかし沈んでいる時間はないな。」
米倉は、どうにかして親友の残したホテルを再建したいと奔走していました。
「スポンサーを探しましょう。」
村越の提案で、スポンサーを探すことになり、その案をバンクミーティングで話すと、見つかるかどうかわからない・・現実味のない計画だと銀行から言われてしまいます。
米倉はマンションの計画をしているというスマイルホーミングの開発部長に会いに行きました。何も話さなくていいからってお茶をとる手を指定しました。
「計画が本腰なら左手、そうでなければ右手で。」
っていうところ、かっこよかったです。なるほど~そんな手があったのですね。さすが、やり手の弁護士ですね。
再建できるかどうか悩む息子に、米倉は言います。
「破産はいつだってできる。その前にこれ読んでくれないか。」
「米倉、感謝感謝感謝。いつか健にホテルを継いでくれないか話してみる それまでもう一頑張りだ。」
と書かれた手紙を見て、健の決心が固いものになりました。
「これが本当の父の意思なんですね。」
ホテルの再建には、何か目玉になるようなものが必要とみんなで知恵を出し合い、大浴場を作る案が出て、近くに有名な神社があることから、縁起を担ぐ「勝ち湯」にしようということになりました。
バンクミーティングでこの案を話し、最初は渋い顔をしていた銀行員たちも村越の熱のこもった話に耳を傾けます。
相変わらずマンションの話をする叔父には、スマイルホーミングの黒い噂が載った週刊誌を見せると、何も言えなくなってしまいました。
村越たちの熱意が伝わり、ホテルの再建案が認められ、銀行も協力してくれることになりました。本当によかったですね!
こんなに簡単に変わるものなのかな・・って少し思いました。現実だったら、いつまでも反対してくる銀行があってもおかしくないし、そこはドラマなのかなって。でも、自分たちのせいで・・っていう思いがあるのでしょうし、そこまで銀行も冷たくないって思いたいですね。
「子どもの頃、このホテルで働く父が憧れだったんです。いつか自分も父のようなホテルマンになって、父に認めてもらいたいと・・。」
そんな健に、米倉は立木が息子のことを自分よりはるかに能力があってホテル経営に向いていると言っていたことを告げ、自慢の息子だったと言いました。
「立木にとって君は自慢の息子だったんだよ。とっくに認めていたんだ。君のこと。」
と言われた健は
「近い将来、予約でいっぱいのホテルにしてみせます!」
ときっぱり言いました。お父さんに誓ったのでしょう。絶対に叶うと思いました。きっと父の意思を継いで、立派なホテルにしていくことでしょうね。
今回も無事に解決してホッとしました。ハッピーエンドで終わると温かい気持ちになれるので、このドラマはいつもほんわかしていいな~って思います。途中は苦しいんですけどね。
次回はどんな問題が起きるのでしょうか。また頑張って解決してほしいです。