「ノーサイド・ゲーム」第6話 あらすじ
アストロズはプラチナリーグで準優勝という好結果を残しました。
しかし、役員会議では、収支が改善できていないことから、GMの君嶋(大泉洋)は滝川常務(上川隆也)から、アストロズを続ける意味があるのか問われてしまいます。
島本社長(西郷輝彦)が進退をかけることで予算は承認されましたが、アストロズを取り巻く環境は厳しく、次は優勝することが絶対となってしまいました。
一方、脇坂(石川禅)に呼び出された君嶋は、本社の経営戦略室に戻ってくるよう勧誘され、心が揺れます。脇坂は滝川常務と同期で、滝川の思い通りにさせないために君嶋を引き入れたいと思ったのです。
自らの身の振り方に迷う君嶋だったが、まずはGMとしてできることをやろうと決め、やはりラグビー界全体が変わらない限り各チームの収支は改善しないと実感しました。君嶋は昨年同様GM会議の席上で改革案を提案するのですが、その席に日本蹴球協会会長・富永(橋幸夫)が現れ、君嶋の提案は一蹴されてしまいます。
ファン感謝デーを開くことになり、紅白試合でレギュラーチームと控えチームが戦うことになりました。そこで現れた大型新人の活躍に誰もが度肝を抜かれることになります。その大型新人とは・・・?
「ノーサイド・ゲーム」第6話 ネタバレ、感想
ビデオ判定でサイクロンズが優勝となり、準優勝になったアストロズ。準優勝でもすごいけど、みんなすごく落ち込んでしまいます。部の継続がかかっていたからです。まさか廃部になってしまうのか?と不安に思う部員たち。
「あんたたち、いつまでウジウジしてんだよ。馬鹿は馬鹿らしく明日から頑張んなさい。」
飲み屋のおかみさんの叱咤激励で元気を取りもどす部員たち。
「馬鹿は馬鹿らしく思い切り飲むぞ!」
って、部長は相変わらずカッコイイです。
役員会議では、相変わらず滝川が君嶋を責めてきます。
準優勝という輝かしい成績があり、1試合平均1万人を超える動員数というのは、全エンドと比較すると飛躍的な伸びであっても、莫大な赤字の改善には程遠いからです。
「収支はどれだけ改善したのか。」という滝川に
「5500万です。」と答える君嶋。
「そんなラグビー部に14億円も投資するのは馬鹿げてる。」
「この1年多くの成果をあげています。子どもたちの育成が将来につながります。」
二人のいい愛が続く中、社長が助け舟を出しました。
「今シーズンの活躍を見ないで終わるつもりかね。日本モーターズに負けたままで終わるつもりかね。」と。
結局、社長が進退をかける形で予算は承認され、君嶋の責任はますます重くなるのでした。
「やるからには勝ちなさいよ。」
相変わらず厳しい奥さんですが、この奥さんだからこそ、負けそうになっても発奮できるのでしょうね。ちょっと弱い部分を支えてくれていて、いい奥さんだと思います。旦那を甘やかすことは、本当の意味での優しさではないから。
「プラチナリーグと言う組織に問題がある」と考える君嶋は、GM会議の席上で改善策を提案するのですが、話を聞く耳を持たない役員たちの言葉は・・
「富永会長のご意向ですよ。」
この富永会長の力は絶大なのですね。これは改善するのが難しそうです。
「あなたたちはラグビーの発展が使命じゃないのですか。だったら、一番大事にしないといけないのは、ラグビー好きな子どもたちを育てることじゃないですか。」
という君嶋でしたが、誰も話を聞いてくれません。古い体制を変えていくのは、どこの世界でも難しいことですので、君嶋の戦いはまだまだ続くのでしょうね。
あるベテランの選手が君嶋に言いにきました。
「引退しようと思って。もう身体が限界なんだ。」
「俺なんかのためにアストロズに迷惑かけたくないんだ。少しでも無駄なお金を使ってほしくない。チームやファンのために使って欲しい。」
「ラグビー人生を与えてくれたアストロズに感謝してる。恩返ししたかった。後は頼んだぞ!こいつらのこと、よろしくお願いします!」
まだまだ選手として続けたかったはずなのに、チームのお荷物にならないために自分から退くことを決めるなんて、すごいことです。みんな泣きながら歌っていて感動的でしたね。
自分の引き際は自分で決めるという潔さは、私も見習いたいです。
「AI化について説得してくれないか。」
滝川が君嶋に頼んできました。
「確かにプラチナリーグで第2位になった。その努力と結果を認めよう。」
「それだけで満足しているわけじゃないだろう。わかっていて何もできないというのなら君がGMである意味がないんじゃないか。」
そこまで言われたこともあり、君嶋は本社に戻るのを断り、GMとして頑張ることを決意しました。もう後戻りはできませんね。
いよいよファン感謝デーです。みんな楽しそうです。
そして注目の紅白戦が始まりました。今まで見たことのない新人が現れ、大活躍するのです。あれは誰?って大騒ぎです。
「こんな隠し玉を用意しているとはな。」
とサイクロンズの監督も驚きを隠せません。
仕事の先輩もビックリで、誰?と聞かれてこう答えます。
「うちの部署ののんびりした新入社員!」
監督も興奮気味です。
「こんな選手、日本にはいないぞ!」
これから、この新人部員の活躍が楽しみですね。
この新人を演じるのが、眞栄田郷敦(まえだごうどん)で、俳優の千葉真一さんを父、新田真剣佑さんを兄に持つ期待の新人です。
お兄さんと似たところもあって、やっぱりイケメンですね!兄弟揃ってイケメンなんてすごいです。画面が一気に華やかになる感じなので、次回が楽しみです。