「監察医　朝顔」第５話　あらすじとネタバレ、感想

「監察医　朝顔」第５話　あらすじ

心霊スポットを訪れていた人が、白骨化した遺体を発見しました。死後１年半から2年ほど経過しているようです。全部の部位が揃っていないようでした。

遺体は、朝顔（上野樹里）たちの興雲大学法医学教室に運ばれました。骨だけでは死因の特定は難しい、と平（時任三郎）たちに告げる藤堂（板尾創路）。身元を特定するためには、法歯学者の絵美（平岩紙）の力が必要でした。

遺体を観察した朝顔は、骨がひとり分ではなく、小さな骨が混ざっていることに気づきます。そこで朝顔は、絵美が歯を調べている間に、光子（志田未来）や高橋（中尾明慶）、検視官の伊東（三宅弘城）らとともに、骨の汚れを落とし、どの部位がなくなっているのかを調べました。

一方、遺体の第一発見者となった若者たちから事情を聞いていた桑原（風間俊介）は、彼らが動画サイトの映像を見て現場を訪れていたことを知ります。その動画には、白い服を着た男が映っていました。山倉（戸次重幸）は、行方不明者の照合と現場周辺の捜索を命じるのでした。

朝顔と桑原は、結婚してから住む家を探していましたが、なかなか見つかりません。朝顔の心には、ひっかかるものがあり、そのことを桑原に言えずにいましたが・・・。

「監察医　朝顔」第５話　ネタバレ、感想

いきなり結婚式のシーンから始まって、もしかして朝顔の結婚式？って思ったけど、実際は、検視官の伊東の結婚式でしたね。桑原は相変わらず涙もろくて、号泣していましたね！本当にいい人です。

朝顔にもウェディングドレスを着せたいって言ってたけど、絶対そう思いますよね。絶対綺麗だもの。私も見たいです。朝顔は断っていたけれど。

「朝顔が結婚する。俺たちの孫も生まれる。嬉しいねえ。」

母の写真に向かって父がそう言っているのを聞いて、朝顔はどう思ったのでしょう。

自分が家を出て、父がひとりになってしまうことを気にしているようでしたね。

今回、発見された白骨体の遺体は、一人暮らしのご老人でしたね。人のいない場所で倒れて、そのまま亡くなったようで事件性はありませんでしたが、孤独な寂しいご老人だったのでしょう。でも、一緒に寄り添っていた犬がいたことは救いでしたね。ひとりぼっちではなかったんですから。

「すべて終われば、家に帰ってもらえますので。」

と言った朝顔に対して

「骨ってそちらで処分できますか。死んでるかどうか知りたかっただけなので、もういいです。」

と言う息子さん。信じられない思いで食い下がる朝顔でしたが、どうすることもできませんでした。この親子の間には、他人にはわからない深い闇があることでしょう。悲しいけど、仕方のないことですね。

朝顔の身体を気遣う平と桑原の会話は、しんみりしましたね。

「平さんは、どうして娘さんに朝顔ってつけたんですか？」

「俺がつけたんじゃない。里子がつけたんだ。顔見て決めたそうだ。」

お母さんの話が出たので、桑原も表情が硬くなりました。行方不明のお母さんが一日も早く見つかるといいですね。

個人的に、係長（戸次重幸）が地味にかわいくて、目が離せません。笑

部下に食事に誘われて、すごく嬉しそうなのです。本当に？なんて言ってて、朝顔の後ろに隠れているんだけど、ちゃんと演技しているのです。いいな～って思いました。

平は、震災の日に妻と交わした会話を思い出していました。最後の別れになるとも知らず、冷蔵庫の食べ物についての軽い会話。「そんなに食べられないよ。」って言ったのが最後だった・・切ないですね。きちんと顔も見ないで「行ってきます！」って出かけた平。仕事を休んで一緒に行けばよかったのか・・と悔やんでいることでしょう。

どうしようもないことだけど、本当にやり切れないですね。このような思いを抱えた人が今もまだいらっしゃると思うと、胸が痛くなります。

「家のことなんだけどさあ。みんなで一緒に暮らさない？」

「朝顔と俺と平さんと生まれてくる子ども。みんなで住んで楽しくやろうよ。」

っていう桑原に驚く朝顔。でも、本心は嬉しかったのですね。桑原は、朝顔の心の中を見抜いて、自分から言うなんて本当に優しい人ですね。朝顔は本当に幸せだと思います。

「お父さんとずっと一緒だし、気遣うよ。」

と言う朝顔でしたが

「大丈夫。だって朝顔のこと大好きだもん。」

という桑原。

「お父さんは反対だ。こんな狭い家で、大人３人暮らせない。」

と拒絶する平でしたが、朝顔の想いに心が揺れます。

「気遣ってるのはお父さんのほうでしょう。私が寂しいからここに一緒に住みたいんだよ。みんなで一緒に暮らしたいんだよ。」

「今まで３０年間大切に育ててくれてありがとうございました。」